自然共生の森づくり

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自然共生の森づくり~自然保護への地道な取り組み~

知床財団 (株)グリーンコップ共同研究 しれとこ100平方メートル運動

知床では「しれとこ100平方メートル運動」と題して、1977年から本来の森と生き物たちの営みを取り戻すために森づくりを実施しています。この運動では原生の森を再生することを目指して植林などを行ってきましたが、大きな課題が生まれました。それがエゾジカ対策です。 エゾシカの高密度状態が長く続いており、森の再生運動に大きな支障を来たすことに加え、苗木や樹皮を食べられてしまう植生被害の深刻化が山麓の越冬地を中心に問題となっています。

エゾシカの食害対策として、これまで防シカ柵が実施されてきましたが、将来的な補修や回収のコストを考えると現実的ではありません。 そこで、平成8年より新たな取り組みとして、弊社の樹皮剥ぎ防止ネット「Wild」が試験的に導入されてきました。

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知床では積雪3m以上にもなることから、冬場に備えて樹幹部分全てをネットで覆います。

この結果、「Wild」は森づくりを進めていく上で、柵に頼ることのない有効な手法の一つであるという見解を得ることができました。 現在でも弊社の樹皮剥ぎ防止ネット「Wild」およびエコフレンドリー素材の「ARC」が使われており、100年後を目指して原生林と自然生態系を育てる「100平方メートル運動の森・トラスト」が始まっています。
今後もエビデンスある製品づくりを行なうことで、知床半島をはじめとして、日本各地の森林資源保護に貢献できるよう更なる努力を続けて参ります。

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写真提供:公益財団法人 知床財団http://www.shiretoko.or.jp/ 

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自然共生の森づくり

 

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野球のバットで有名なアオダモ育成技術の開発とエゾシカ対策の趣旨から北海道型(積雪地帯)のネット柵について基礎資料の収集を合同で行い、地域に適合した防除ネット柵の開発と施工を行った事例の紹介です。

 

近年、エゾシカによる被害の増加が深刻な問題となっている。
エゾシカ被害対策を目的とした防除ネット柵を設置した現場の紹介です。

 

アオダモの植裁年度別成長量と被害率
アオダモのエゾシカによる嗜好性の高さがうかがえる。
平成13年度、日高山系西部のエゾシカの生息状況は前年の約2倍と驚異的に増加している

 

設置概要

被害対策として単木処理タイプのジャンプネット(当社)などがありますが、より安価で経費の軽減と比較的効果の高いとされるネット柵による造林地を囲む防除方法を採用しています。

施工方法

地上より高さ約200cm(160cm+100cm)のポリエチレン製ネットを約700m、L字型に張り巡らせ支柱約300本を約2m間隔で深さ50cm程度まで打ち込み固定します。

ネット柵周囲に沿って地面にPET製で乳白色のシートを貼り、雑草発芽抑制およびエゾシカ防除効果を高めるために設置しています。

ネットの特徴

このネットは、軟質な特殊編組織の二重構造で伸縮率35%あり揺れ動きによる光りの反射で、浮遊物と前方遮蔽物であると視覚錯乱させる効果を狙っています。

 

効果

ネット柵では新しい取り組みであるシートの設置によりエゾシカの侵入を抑制し、下刈りの省略化および土壌水分の保水等で効果が高いと想定されます。

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